「Prof. SAKAKI塾 18周年!」
4月16日は、Prof. SAKAKI塾の創立記念日です。なので、
毎年4月は16日に無料メルマガを配信してきていますが、
今年は、15日と16日に「必勝ゼミ」を渋谷で開催して
いましたので、今回の4月分の無料メルマガの配信は
16日の深夜になりました。
[1] おかげさまで18周年を迎えます
4月16日で、Prof. SAKAKI塾は18周年を迎え、19年目
に入ります。
個人的なことで恐縮ではございますが、4月16日は私
の最愛の母の命日でもあります。毎年この時期になると、
亡き母のことを思い出しながら、Prof.SAKAKI塾の創立
記念日を祝っています。亡き母が、いつも私とProf.
SAKAKI塾の背中を押してくれているのだと思っています。
18年もの長い間続けてくることができましたのは、
ひとえに皆様のおかげです。
18年というのは長いようですが、過ぎてしまうと短い
時間です。その間に、リーマンショックや東日本大震災
を経て、2012年12月までの民主党政権下での暗い株価
低迷の時期を経験してきています。
また、2020年2月〜3月にはコロナショックも経験
しました。
Prof. SAKAKI塾にはそれらの苦難を乗り越えてきた
という歴史と実績があります。
毎年この時期になると、本当に「皆様のおかげでここ
までやってこられているのだ」と痛感しますので、毎年
同じことを書いていますが、以下は今年独自のことを
書きます。
Prof. SAKAKI塾の業種は、「投資顧問業」です。
兜町(=株式市場)は「生き馬の目を抜く世界」なので、
「投資顧問業」は短命なところが多いと聞きます。
そういった中にあって、Prof. SAKAKI塾が満18年も
続けてこられたのが、ひとえに「皆様のおかげ」である
ということは、すでに述べました。
とてもありがたいことだと思っております。
Prof. SAKAKI塾が短命ではないことのもうひとつの
要因は、Prof.サカキ式投資法が、地味ながらも堅実な
投資法であり、これまで大過なく成果をあげ続けて
こられたからではないかと自負しております。
当サイトの「過去の成績」のページ↓
http://www.prof-sakaki.com/zemi/results.html
に記載してございますとおり、Prof. SAKAKI塾の
成績は、正確な記録が残っている11年間全体で、
「136戦 130勝 1敗 5分」
です。ほとんどの事例で損失を出しておりません。
(唯一の損失事例は、2018年の6月の事例で、
これは投資先企業の大規模な不祥事が発覚したこと
によるロスカットです。10.7%のマイナスでした。)
11年間に1度しか損切りはないのですが、その
代わりに、株価が2倍や3倍になるような取引は
一切ございません。ほとんどの取引の利回りは
「1%〜10%」です。
(ただし、保有期間が短いものも多いので、年率に
換算すれば、かなりの利回りになるものも多いです。)
ここでお伝えしたい「株式投資で成功する(=失敗
しない)秘訣」は、次の2つです。
1.欲張らないこと(=大儲けは狙わないこと)
2.損切りをする必要がない優良企業の株しか
買わないこと
これらのことを基盤としながら、時間をかける
ことによって、着実に資産を増やしていくことが
株式投資の醍醐味であり、人生でなすべきことです。
これからも「皆様の笑顔を求めて、有益な情報
を提供する」という初心を常に忘れることなく、
ファイナンシャル教育の普及に微力ながら一助と
なればと思っております。
今後もじっくりと取り組んで参りますので、
皆様のご厚情を賜りますよう、宜しくお願い
いたします。
<この文面は、当サイトの TOP PAGE にも掲載
いたしました。>
[2] 市況展望 (執筆日時:4月16日 23時)
(1) インフレが下支えになっていると考えられます
アメリカで金融不安が問題視されていたり、
2023年は世界経済の減速が懸念されていたりする
わりには、日経平均株価がなかなか下がりません。
もちろん、想定外の何らかの大きなショックが
勃発すれば株価は急落するでしょうが、既知の
事実だけでは、株価はあまり下がらないといった
様相を呈してきています。
これまでの私の経験からの感覚では、現在の
ような状況下では、日経平均株価は、もうあまり
下がってこないかもしれないという感触があります。
その背景には、決して「強気な何か」がある
のではなく、ひとえに「インフレ」による株高の
予兆ではないかと考えています。
そういった感触を持ったのは、アメリカにおいて
金融不安が底流にあるにも関わらず、日経平均株価
が4月6日に下げ止まって、上昇しているからです。
そして、金価格の上昇も、この1ヵ月間で顕著に
なってきたからです。
政府の「大本営発表」では、インフレ率(物価
上昇率)は3%とか4%とかというように公表
されていますが、生活実感としての肌感覚では、
軽く10%くらいのインフレが起こっているような
感じがしています。
事実、金価格は直近のたった1ヶ月あまりで
8,758円/g(3月10日)から9,609円/g(4月14日)
まで「9.7%」も上昇しています。それと比べて
同期間の日経平均株価は、28,143.97円から
28,493.47円まで「1.2%」しか上がっていない
ので、単純に差し引き計算をすると、金価格に
比べれば、日経平均株価は1ヶ月で「8.5%」も
下がっている、ということになるのです。
すなわち、日経平均株価は、3月10日から
4月14日までの間に、「28,143.97円」から
「28,493.47円」まで「1.2%」上がっている
ので、名目値(=見かけ上の数値)としては、
日経平均株価は上がっているのですが、金価格
でデフレートすると(=金価格と比較すると)
「8.5%も下がっている」ということになるので、
実質的には、現時点ですでにだいぶ下がっている
ということになるのです。
そうだとしますと、今後も、名目値では、もう
あまり下がることはなく、むしろ上がっていく
ことすら想定してかなければならなくなるのです。
先ほどの金価格との比較で考えた場合、ここ
からたとえば向こう1ヶ月間くらいの短期間で
日経平均株価が金価格の上昇率に追いつくべく、
「8.5%」上がるとしますと、日経平均株価は、
なんとおよそ1ヶ月後には「30,915円」になる
ということになります。20数年来の高値です。
もしそうなったとしても、「金価格の上昇
(=インフレ分)に追いついただけ」という
ことになるわけです。
このように予測するのは、(繰り返しになり
ますが)決して「強気な何か」があるわけでは
ありません。ひとえに「インフレ」によるもの
ですので、
「日経平均株価もインフレになっちゃうんじゃ
ないの!?」
というだけなのです。
もっと言えば、日経平均株価が上がっても、
物価もそれと同じくらいのインフレなので、
「実質的には儲かっていないですよ」という
ことになるのです。
ということは、ましてや、株式投資をして
いなければ「インフレ負けしちゃいますよ」
ということなのです。
これからはある程度、積極的に株式投資を
しておかないと、インフレ経済の下では、
置いてきぼりをくってしまうのです。
(2) 急落局面があれば、それはピンチではなく、
チャンスです
以上のように、インフレ経済を前提にして
考えていくと、
「もしも何らかのショックが勃発して、日経
平均株価に急落局面があれば、それはピンチ
ではなく、チャンスだ!」
ということになります。
また、もし日経平均株価が急落しなくても
個別の企業で割安なものがあれば、買って
おくことを前向きに検討してもよい、という
ことにもなります。
つまり、インフレに対抗するためにも、
割安な株は買っておいた方がよく、ましてや
もしも急落局面があれば、それはピンチでは
なく、千載一遇のチャンスなので、しっかりと
買いの姿勢で臨む、というくらいのマインドが
今の時流からすると適切なのではないか、と
考えています。
(3) 向こう1ヶ月は、企業業績に注目
本質的な視座から考えますと、株価という
のは、やはり「利益」に敏感に反応します
ので、インフレ経済下にあっても、企業業績
は重要なファクターです。
ですから、向こう1ヶ月は、企業業績が
最大の注目点になると考えています。
4月の下旬から5月の中旬までは、3月
決算企業の本決算発表がありますので。
具体的には、インフレに連動して価格を
上げることができるおかげで、売上高と
営業利益を増進できる企業の株が買われ
やすくなり、その逆に、インフレについて
行けずに営業利益を圧迫される企業の株は
売られやすくなるということになりそうです。
すなわち、従来以上に、予想値ベースの
売上高や営業利益の増減に敏感になり、
優勝劣敗が鮮明になるのが、今回の
(4月下旬〜5月中旬の)決算発表の特徴
になるのではないかと予想しています。
<市況展望は以上です。>
市況展望の続きは5月1日に'foomii
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<今回は以上です。>
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